「ありがとうございました」
ライブハウスまで足を運んでくれた人からライブ後にそう声を掛けてもらう時がある。(その人の雰囲気を感じれば、その言葉がある種の宗教的なものじゃないことは俺なりに理解してる)昨日もそう。もちろん人数は多くないし、そもそも知り合いじゃなく、純粋なリスナーにライブに来てもらう難しさは今も尚痛感してる。それはこれからも向き合わないといけない現実と思う。ただ表向きな数字を越えたところで感謝すべき現実もあることを俺はもっと理解していい。
「もしかしたら今の時点でも、自分がこの世からいなくなっても自分の曲を聞き続けてくれる人がいるのかもしれない、しつこいほど言い続けてきた今この時を生きた足跡を心に刻んでくれる人がいるのかもしれない」
いつになくライブ前はナーバスになっていただけに、それを少し実感した時は込み上げてくるものがあった。
「力尽きて果てる時は胸を張って散って逝けたらいい」
ここ数ヶ月を通してポジティブな意味であの頃の感情が蘇ってきたような気がしてる。
次のライブはもう2週間後。この2本のアコースティックライブは有意義なものかそうじゃないか。既に結論は出てるけど、27日が終わってから話そうと思う。